この記事の目次
  1. この記事の結論
  2. 大黒屋のフランチャイズの基本情報
  3. どの「大黒屋」が加盟店を募集しているか
  4. 公式サイトに表示されている2つのプラン
  5. 金額はどこに書かれているか
  6. 物件取得費と内装工事費は誰が負担するか
  7. 比較サイトに載っているトリプルゼロ・ベーシックとは
  8. 毎月の固定費を、ロイヤリティだけで並べると
  9. 開業までの流れ
  10. 研修とサポート
  11. 買い取った商品の売り先と現金化
  12. 物件と店舗の条件
  13. 店舗数
  14. 加盟できる人
  15. 本部に確認したいこと
  16. 編集部の見方
  17. 運営会社からのご案内
  18. 参考情報
  19. 加盟検討者の方へ
FAQ

よくある質問

大黒屋のフランチャイズを募集しているのはどの会社ですか?

東京都千代田区丸の内に本社を置く株式会社大黒屋です。公式サイトは e-daikoku.com で、加盟募集のページは fc.e-daikoku.com にあります。同社は会社概要で、同じ「大黒屋」の商号を使う企業があり当社とは別法人だと明記していて、会社情報を確認するときは本社所在地、公式サイトのURL、看板を確認するよう案内しています。資料請求や説明会の申し込みをするときは、この所在地とURLの会社かを確かめてください。

大黒屋のフランチャイズの加盟金はいくらですか?

公式の加盟募集サイトのプランページには、加盟金の金額がテキストでは書かれていません。本部が募集媒体のアントレに出している掲載(2026年10月16日に確認)では、全国で募集しているファーストプランが加盟金330万円(税込)、地域限定のプランが加盟金0円(税の表記なし)・研修費55万円(税込)です。どちらのプランも、別に契約後に支払うスタートアップ費用270万円(税込)が記載されています。公式ブログの2024年5月の告知では、ファーストプランのスタートアップ費用を350万円(税の表記なし)としていました。時点と税の表記が違うので、現在の金額は説明会で確認してください。

大黒屋のロイヤリティはいくらですか?

アントレの掲載では、ファーストプランが毎月22万円(税込)、地域限定のプランが毎月11万円(税込)です。売上に対する率ではなく、金額で書かれています。これとは別に、システム利用料としてファーストプラン11万円(税込)、地域限定のプラン5.5万円(税込)が載っていますが、支払いの頻度は書かれていません。公式サイトでは、ロイヤリティプランの画像に「加盟金0円 ロイヤリティ 11万円プラン」と描かれていますが(税・月額の表記なし)、アントレの地域限定のプランと同じプランかどうかは、どちらの資料にも書かれていません。

物件取得費や内装工事費は本部が負担してくれますか?

資料によって書かれていることが違い、現在の各プランでの負担範囲は公開情報だけでは確定できません。公式ブログの2024年5月13日の告知では、ファーストプランについて物件取得費と物件工事費用を大黒屋が全て負担するとしています。本部がアントレに出している現在の掲載(2026年10月16日確認)は、店舗取得費・店舗工事費用0円で初期費用を抑えるプランと、ロイヤリティ固定11万円(税込)でランニングコストを抑えるプランを並べ、地域限定のプランの欄に「店舗取得費・店舗工事費用は別途」と注記しています。公式サイトのトップページにも「大黒屋がお店を作るプラン」として物件取得費0円・内外装工事費0円とありますが、プラン名は書かれていません。検討するプランで本部が負担する範囲を、説明会で確認してください。

大黒屋は何店舗ありますか?

株式会社大黒屋の会社概要では285店舗(2026年8月現在)で、直営とフランチャイズの内訳は書かれていません。本部がアントレに出している企業概要では、2025年4月時点で直営店62店舗、フランチャイズ加盟店210店舗としています。時点が違うので、2つを足し引きして比べることはできません。

Chain Profile

チェーン基本情報

チェーン名大黒屋
業種買取・リユース
初期費用公式の加盟募集サイト(fc.e-daikoku.com・2026年10月確認)のプランページには、加盟金・初期費用の金額のテキスト表示がない。本部がアントレに出している掲載(2026-10-16 取得)では、ファーストプランの加盟金330万円(税込)、ランニングコストを抑えたプラン(地域限定)の加盟金0円(税の表記なし)・研修費55万円(税込。店舗取得費・店舗工事費用は別途)、共通で契約後に支払うスタートアップ費用270万円(税込)、契約時に支払う費用は325万円~600万円(税込)、最低自己資金の目安300万円。公式ブログの2024年5月13日の告知では、ファーストプランは加盟金330万円・スタートアップ費用350万円(税の表記なし)で、物件取得費と物件工事費用を本部が負担するとしている
ロイヤリティアントレの掲載(2026-10-16 取得)では、ファーストプランが毎月22万円(税込)、ランニングコストを抑えたプラン(地域限定)が毎月11万円(税込)。別にシステム利用料としてファーストプラン11万円(税込)、地域限定プラン5.5万円(税込)が記載されている(システム利用料の支払い頻度の記載はない)。公式の加盟募集サイトのプランページでは、ロイヤリティプランの画像に「加盟金0円 ロイヤリティ 11万円プラン」と描かれている(税・月額の表記なし)

「大黒屋のフランチャイズ」を調べると、加盟金0円と書いた記事と330万円と書いた記事があり、プラン名もトリプルゼロ、ベーシック、ファーストとばらばらで、どれが今の条件なのか分からなくなっていないでしょうか。

調べていくと、「大黒屋」という名前の会社が1社ではないことにも気づくはずです。

この記事では、まず加盟店を募集している会社を、その会社自身の会社概要で特定します。

そのうえで、公式の加盟募集サイトに今表示されているプラン、公式ブログで告知された日付つきの金額、本部が募集媒体のアントレに出している掲載を、時点と税の表記をつけて分けて並べます。

この記事の結論

  • 加盟店を募集しているのは、東京都千代田区丸の内に本社を置く株式会社大黒屋(公式サイト e-daikoku.com、加盟募集は fc.e-daikoku.com)です。同社は会社概要で、同じ「大黒屋」の商号を使う別法人があると明記しています
  • 公式の加盟募集サイトのプランページ(2026年10月確認)に表示されているのは、全国で募集する「ファーストプラン」と、愛知・三重・岐阜など15道県で募集する「ロイヤリティプラン」の2つです。プランページのテキストに加盟金・ロイヤリティなどプランの費用の金額は書かれておらず、ロイヤリティプランの画像に「加盟金0円 ロイヤリティ 11万円プラン」と描かれています(税・月額の表記なし)
  • 金額がまとまって載っているのは、本部がアントレに出している掲載です(2026年10月16日確認)。ファーストプランは加盟金330万円(税込)とロイヤリティ毎月22万円(税込)、地域限定のプランは加盟金0円(税の表記なし)・研修費55万円(税込)とロイヤリティ毎月11万円(税込)で、共通で契約後に支払うスタートアップ費用270万円(税込)、契約期間は3年間です。この地域限定のプランが公式のロイヤリティプランと同じかどうかは、資料に書かれていません
  • 物件取得費と内装工事費の負担は、資料ごとに書き方が違います。2024年5月13日の公式ブログはファーストプランについて本部が全て負担すると告知し、現在のアントレの掲載は地域限定のプランに「店舗取得費・店舗工事費用は別途」と注記しています。現在の各プランでの負担範囲は説明会で確認が必要です
  • 比較サイトに出てくるトリプルゼロプランやベーシックプランは、現在の公式プランページには表示されていません。古い掲載の数字のまま比べないようにしてください

大黒屋のフランチャイズの基本情報

項目内容出所・時点
加盟店を募集している会社株式会社大黒屋会社概要(2026年8月7日更新)
本社東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 丸の内センタービルディング7F会社概要
設立昭和54年5月23日(「大黒屋」の創業は昭和56年7月)会社概要
役員代表取締役会長 松藤俊司、代表取締役社長 松藤実会社概要
事業金券・チケット、ブランド品、腕時計、貴金属などの買取・販売、質預かり、外貨両替、フランチャイズ事業など会社概要
店舗数285店舗(直営・FCの内訳の記載なし)会社概要(2026年8月現在)
公式に表示されているプランファーストプラン(全国)、ロイヤリティプラン(15道県)加盟募集サイト プランページ(2026年10月確認)
加盟金ファーストプラン330万円(税込)、地域限定のプラン0円(税の表記なし)アントレの掲載(2026年10月16日確認)
ロイヤリティファーストプラン毎月22万円(税込)、地域限定のプラン毎月11万円(税込)アントレの掲載
契約期間3年間アントレの掲載(公式サイトには記載なし)
研修最大14日間(公式のプランページ)、約2週間(公式のよくある質問)、15日間(アントレの掲載)各ページ

加盟募集サイトの企業情報のページは、代表取締役を「松藤 俊司」とだけ書いています。役員の構成は、会社概要のページのほうが詳しく書かれています。

どの「大黒屋」が加盟店を募集しているか

加盟店を募集している丸の内の株式会社大黒屋は、会社概要に次の注記を載せています。

当社は、東京都千代田区丸の内に本社を置き、オレンジ色の看板を目印とする「大黒屋」を運営する株式会社大黒屋です。 同じ「大黒屋」の商号を使用する企業がありますが、当社とは別法人です。 当社の会社情報や店舗情報をご確認の際は、本社所在地、公式サイトのURL、看板等をご確認ください。

会社概要の沿革では、1981年に福岡でチケット売買業を創業し、1989年に東京へ進出、2000年代にフランチャイズ事業を拡大したとしています。

金券・チケットの売買から始まった会社で、今も金券、ブランド品、貴金属、お酒、家電の買取と、質預かり、外貨両替を手がけています。

加盟を検討するときに困るのは、別の会社の業績や店舗数、ニュースを、加盟先の情報として読んでしまうことです。

資料請求や説明会の申し込みでは、本社所在地(丸の内)と公式サイトのURL(e-daikoku.com)を確かめてから進めてください。

公式サイトに表示されている2つのプラン

公式の加盟募集サイトのプランページ(2026年10月確認)には、次の2つのプランが並んでいます。

プラン出店募集エリア費用の金額の表示
ファーストプラン全国プランページには費用の金額の表示なし
ロイヤリティプラン愛知、三重、岐阜、北海道(札幌市を除く)、青森、秋田、富山、福井、鳥取、島根、愛媛、香川、高知、山口、佐賀画像に「加盟金0円 ロイヤリティ 11万円プラン」と描かれている(税・月額の表記なし)

同じページの比較表では、2つのプランのサポート項目は同じ扱いです。広告費の強制と広告協賛金はどちらも「×」です。

開業前研修、本部物件開発、本部査定サポート・偽物買取保証、偽物共済、本部提携業者への卸、基幹POSシステム、創業融資サポート、広告戦略サポート、本部WEB広告支援はどちらも「◎」になっています。

ロイヤリティプランの11万円は画像の中の文字で、画像の説明文(alt)には「ロイヤリティプラン」としか書かれていません。

金額が月額か、税込か税別かは、プランページだけでは読み取れません。

公式サイトのお知らせ(2023年10月5日)は、愛知県限定のプランを「加盟金0円!月額固定ロイヤリティが11万円(税込)!!」と告知していました。現在のロイヤリティプランとの関係は、どの資料にも書かれていません。

金額はどこに書かれているか

公式のプランページのテキストには加盟金・ロイヤリティの金額がないため、この記事では公式ブログ・お知らせの告知と、本部がアントレに出している掲載から金額を拾いました(プランページの画像と公式サイトのトップページにも金額の表示があります)。時点と税の表記が違うので、分けて読みます。公式サイトとアントレの「0円」には、税込・税別の表記がありません。

本部がアントレに出している掲載(2026年10月16日確認)

項目ファーストプランランニングコストを抑えたプラン(地域限定)
加盟金330万円(税込)0円(税の表記なし)
研修費記載なし55万円(税込)
店舗取得費・店舗工事費用記載なし別途
スタートアップ費用(契約後に支払う資金・共通)270万円(税込)270万円(税込)
ロイヤリティ毎月22万円(税込)毎月11万円(税込)
システム利用料(支払い頻度の記載なし)11万円(税込)5.5万円(税込)
契約期間(共通)3年間3年間

掲載の「契約時に支払う費用」は「325万円~600万円(税込)」です。

地域限定のプランの研修費55万円とスタートアップ費用270万円を足すと325万円、ファーストプランの加盟金330万円とスタートアップ費用270万円を足すと600万円になります(当編集部の計算)。

幅の両端の金額は、この2つの足し算と一致します。ただし、270万円は掲載上「契約後に支払う資金」とされていて、「契約時に支払う費用」との関係は掲載からは読み取れません。 支払いの時期と合わせて説明会で確認してください。

最低自己資金の目安は300万円で、自己資金との差額は融資などで調達するとされています。

この表の「ランニングコストを抑えたプラン(地域限定)」は、加盟金0円・毎月11万円(税込)という数字が、公式のロイヤリティプランの画像の「加盟金0円 ロイヤリティ 11万円プラン」(税・月額の表記なし)と同じですが、掲載にはプラン名「ロイヤリティプラン」も対象の道県も書かれておらず、同じプランかどうかは資料からは確認できません。加盟金0円には税の表記がありません。

システム利用料は、ロイヤリティと違って「毎月」の表記がありません。月ごとの支払いか、ほかの単位かは、掲載からは分かりません。

アントレは掲載の費用について「あくまで目安であり、実際と異なる場合がございます」と注記しています。

公式ブログ・お知らせの告知(日付は掲載日)

公式の加盟募集サイトには、プランの登場を知らせる記事が日付つきで残っています。いずれも掲載した時点の告知で、今の条件を示すものとは限りません。

掲載日告知されたプラン告知に書かれた金額・条件
2023年10月5日愛知限定プラン加盟金0円(税の表記なし)、月額固定ロイヤリティ11万円(税込)
2023年11月7日トリプルゼロプラン加盟金0円、物件取得費0円、内外装費0円(いずれも税の表記なし)
2024年5月13日ファーストプラン加盟金330万円、スタートアップ費用350万円、毎月のロイヤリティ22万円(固定)。物件取得費と物件工事費用を大黒屋が全て負担(税の表記なし)
公式サイトの告知(掲載時点)と現在の表示 2023年10月5日 愛知限定プラン 加盟金0円(税の表記なし) 月額固定ロイヤリティ11万円(税込) 2023年11月7日 トリプルゼロプラン 加盟金・物件取得費・内外装費0円 (税の表記なし) 2024年5月13日 ファーストプラン 加盟金330万円、スタートアップ費用350万円 毎月のロイヤリティ22万円(固定) (いずれも税の表記なし) 2026年10月確認 現在のプランページ ファーストプラン(全国) ロイヤリティプラン(15道県) トリプルゼロプランは表示されていない
大黒屋の公式の加盟募集サイト(fc.e-daikoku.com)のお知らせ・ブログと、プランページ(2026年10月確認)をもとに当編集部が作成しました。上の3つは掲載した時点の告知で、現在の条件を示すものとは限りません。2024年5月の告知の金額には税の表記がありません。本部がアントレに出している現在の掲載では、両プラン共通の「契約後に支払う資金」としてスタートアップ費用270万円(税込)が記載されています。

ファーストプランの加盟金330万円とロイヤリティ22万円は、2024年5月の告知と現在のアントレの掲載で同じ額です(告知には税の表記がなく、アントレの掲載は税込)。

一方、スタートアップ費用は告知が350万円(税の表記なし)、アントレの掲載が270万円(税込)で、額が違います。

2つの数字は時点も税の表記も違うため、どちらが今の額かは公開情報だけでは決められません。 説明会で、スタートアップ費用に何が含まれるかと合わせて確認してください。

物件取得費と内装工事費は誰が負担するか

大黒屋の募集で目を引くのが「物件取得費0円」「内外装工事費0円」という表現ですが、どのプランに当てはまるかは資料によって書き方が違います。

資料書かれていること
公式ブログ(2024年5月13日)ファーストプランは「物件取得費と物件工事費用を大黒屋が全て負担致します!」
アントレの掲載(2026年10月16日確認)「店舗取得費/店舗工事費用0円!初期費用を抑えて低資金開業orロイヤリティ固定11万円(税込)でランニングコストを低く抑えるプラン」。地域限定のプランの欄に「※店舗取得費・店舗工事費用は別途」
公式ブログ(2025年6月17日)「物件の 敷金・礼金・仲介手数料 は0円!」「看板や店舗の 内装費用・外装費用も 0円!」(プラン名・税の表記なし)
公式サイトのトップページ「大黒屋がお店を作るプラン・物件取得費0円・内外装工事費0円」(プラン名の記載なし)

ファーストプランを本部負担としているのは2024年5月13日の告知で、現在のアントレの掲載は地域限定のプランの欄にだけ「別途」と注記しています。現在のファーストプランで本部が負担する範囲は、確認した公式ページには書かれていません。 告知の時点から条件が変わっていないかを、説明会で確認してください。

アントレの地域限定プランの欄にある「別途」の注記は、誰がどの費目をいくら負担するかまでは示していません。地域限定のプランを検討する場合は、物件と工事の費用の負担者と金額を、説明会で具体的に確認してください。

本部負担の範囲にも確認が要ります。2025年6月の告知が0円としているのは敷金・礼金・仲介手数料と内外装費です。毎月の家賃が誰の負担かは、確認した公式ページに書かれていません。 物件の契約を誰の名義で結ぶか、契約を終えるときに店舗の造作をどう扱うかと合わせて、説明会で聞いておきたい点です。

比較サイトに載っているトリプルゼロ・ベーシックとは

検索で見つかる比較サイトには、現在の公式プランページに表示されていないプランの条件がそのまま載っていることがあります。

今回確認した比較サイト・まとめ記事5本のうち2本がベーシックプランの条件を載せていて、うち1本はトリプルゼロプランと合わせた2プラン構成で説明していました。

プラン名公式サイトでの扱い(2026年10月確認)比較サイトに見られる条件の例
トリプルゼロプラン公式ブログ(2023年11月7日)で告知。現在のプランページには表示なし加盟金0円、物件・内外装費0円(本部負担)、ロイヤリティは粗利の35%
ベーシックプラン現在のプランページには表示なし加盟金0円、内外装費は物件により異なる、契約期間5年、金額は税別
ファーストプラン現在のプランページに表示(全国)加盟金330万円、スタートアップ費用270万円、契約期間3年。アントレの掲載と同じ数字で、掲載では加盟金330万円(税込)、契約後に支払うスタートアップ費用270万円(税込)、契約期間3年間
ロイヤリティプラン現在のプランページに表示(15道県)今回確認した比較サイトには載っていなかった

公式サイトにトリプルゼロプランやベーシックプランの募集を終えたという告知は見当たらず、終了したのか、名前を変えて続いているのかは分かりません。

分かるのは、現在のプランページにはファーストプランとロイヤリティプランしか表示されていないことです。

比較サイトの「契約期間5年」「粗利の35%」といった条件は、今の募集条件としては扱わず、説明会で現行のプランを確認してください。

毎月の固定費を、ロイヤリティだけで並べると

アントレの掲載のロイヤリティは、売上に対する率ではなく、毎月の金額で書かれています。公式ブログも2024年5月の告知で「毎月のロイヤリティ 22万円(固定)」と書いていました。売上に連動する部分があるかどうかや、支払いの細かい条件は掲載に書かれていないので、説明会で確認してください。

ファーストプラン地域限定のプラン
ロイヤリティ(毎月・税込)22万円11万円
1年間に換算264万円132万円
契約期間3年間に換算792万円396万円

年間と3年間の額は、毎月の額を12か月・36か月分に掛けた当編集部の計算です。システム利用料は支払いの頻度が書かれていないため、この表には含めていません。家賃、人件費、広告費、水道光熱費なども入っていません。

仮に毎月同じ額を支払うとすれば、売上に占める割合は、売上が少ない月ほど大きくなります(当編集部の計算上の考え方です)。

開業から売上が安定するまでの期間を何か月と見込み、その間の固定費をどう払うかを、運転資金の計画に入れておく必要があります。

2つのプランでは、ロイヤリティの差が毎月11万円、3年間で396万円あります。

地域限定のプランは加盟金が0円でロイヤリティも低い一方、店舗取得費・工事費用は別途なので、初期費用と毎月の負担の両方を合わせて比べることが大切です。

開業までの流れ

公式の加盟募集サイトの「開業までの流れ」は、次の8つのステップで説明されています。

ステップ内容
STEP1 お問い合わせ・資料請求資料を見る
STEP2 事業説明会個別の事業説明会。東京本社・大阪(関西地区営業所)・オンラインで随時開催
STEP3 お申込み・本部審査申込書を提出し、役員による加盟審査を受ける
STEP4 店舗物件開発人口統計・周辺環境・交通量などで調査した物件を本部が提案
STEP5 融資相談創業計画書の作成や日本政策金融公庫の紹介
STEP6 加盟契約・物件契約物件契約を行い、契約内容を最終確認してFC加盟契約を締結
STEP7 開業前研修・物件工事本社研修と店舗での実技研修。研修中に内外装工事を行う
STEP8 オープン接客から運営までアドバイス・サポート

公式サイトは「物件が決まって資⾦のメドが⽴ってから加盟契約となり、費⽤は加盟契約まで掛かりません」「STEP1〜5まで費⽤は掛からず無料です」と書いています。

よくある質問では、申し込みから開業まで最短でも2か月程度かかり、物件の選定にかかる期間で全体が変わるとしています。

物件は基本的に本部が探し、提案された物件で開業するかはオーナーが決め、見送ることもできるとしています。よい物件の提案までには時間がかかることがある、とも書かれています。

研修とサポート

研修の日数は、ページによって書き方が違います。

資料開業前研修オープン前後のサポート
公式のプランページ最大14日間(選択する研修内容で期間が変わる)研修後も4~5日間、店舗でオープンをサポート
公式の開業までの流れ最大14日間の本部座学研修と、既存FC店での実践研修記載なし
公式のよくある質問約2週間(座学研修と既存FC店での実研修)記載なし
アントレの掲載15日間オープンの前後4日間、本部スタッフが店舗に常駐

研修では、商品知識、実物に触れての目利き、接客、集客、販売管理の使い方、法令などを教えるとしています(公式の「大黒屋の強み」)。

よくある質問によると、2店舗目以降を出す場合も、店頭に立つ人は研修の受講が必須です。

研修費は、アントレの掲載で地域限定のプランに55万円(税込)と書かれていますが、ファーストプランの研修費の記載はありません。

開業後の買取では、商品の写真と情報を本部に送ると、本部が買取価格と真贋を答える「本部査定サポート」があります。

公式のプランページは、本部に査定を依頼した商品は売却額を補償するとしていて、偽物買取保証と偽物共済も用意しています。

公式のプランページも、この査定サポートを、未経験でも始められる理由として挙げています。保証の対象になる条件(本部に問い合わせた商品だけか、金額の上限があるか)は、契約書で確認してください。

買い取った商品の売り先と現金化

よくある質問によると、偽物でなく値段の付くものであれば、買い取った商品はすべて大黒屋本部に売却でき、本部に送った商品は最短2営業日で現金化できるとしています。

公式のプランページでは、商品の相場の伝達と、複数ある売却先の相談にも応じるとしています。アントレの掲載も「販売先は本部を含め多数の業者から選べる」と書いていて、売り先は本部に限られない説明になっています。

よくある質問は、最短2営業日の現金化を「資金負担を最小限に抑えて開業成功できる」特徴として挙げ、「運転資金の回転率を高めながら」業務に専念できると説明しています。一方、開業時に用意しておく買取資金の額は公開情報からは分かりません。説明会で目安を確認してください。

ただし、本部への売却価格をどう決めるのか、本部以外の売却先を選ぶときの条件、店頭で販売できるのかは、確認した公式ページとアントレの掲載に詳しい説明がありません。アントレの掲載も「不要なものを買取り、必要な方へ販売。その差額が利益となるビジネスモデル」と説明していて、売却価格の決め方は収支を左右する条件です。

物件と店舗の条件

項目内容出所
推奨する店舗面積10坪(既存店には2坪・3坪の店舗もある)公式のよくある質問
スタッフオーナー1名だけでも営業可能公式のよくある質問
営業時間・定休日自分で決められる。事前に連絡すれば臨時休業も可能公式のよくある質問
併設別業種の店舗内に併設できる(看板の設置スペースが必要)公式のよくある質問
物件の探し方基本的に本部が探して提案。オーナーは見送ることもできる公式のよくある質問
既存店との関係既存店に影響のある地域には出店しない公式の「大黒屋の強み」
FC店の物件募集エリア東京・埼玉などの路線・駅単位で掲載公式サイトの出店物件募集

公式サイトの出店物件募集のページには、直営店とフランチャイズ店の物件を探しているエリアが分けて載っています。

フランチャイズ店の欄は東京の路線ごとの駅名が中心で、駅近、ショッピングセンター内、周辺のロードサイドでも探しているとしています。

開業したい地域がプランの出店募集エリアに入っているかと合わせて見ておくと、説明会で具体的な話がしやすくなります。

店舗数

資料店舗数時点
株式会社大黒屋 会社概要285店舗(直営・FCの内訳の記載なし)2026年8月現在
アントレの企業概要(本部の掲載)直営店62店舗、FC加盟店210店舗2025年4月時点
公式の「大黒屋の強み」200店舗以上の成功例を基に物件を分析時点の記載なし

会社概要の285店舗には、直営とフランチャイズの内訳が書かれていません。アントレの掲載は時点が1年以上前で、2つの数字の差をそのまま増減として読むことはできません。

日本フランチャイズチェーン協会のサイトで公開されている情報開示書面も確認しましたが、ID 1〜230 の枝番1で実在した135件の中に、この会社の書面は見当たりませんでした(1件はファイルが途中で切れていて読めませんでした)。

契約の詳しい条件は、本部に書面での説明を求めて確認してください。

加盟できる人

公式のよくある質問は、目利きや査定の経験についての加盟条件は一切ないとしています。

加盟したオーナーや店長のほとんどが鑑定の未経験者で、脱サラした人、大手コンビニのフランチャイズオーナーだった人、元ラーメン店の人など、異業種の出身者が多いと紹介しています。

法人では、宝飾品店や建設業、人材派遣業の副業・新規事業として加盟している例があるとしています。

選考は、説明会のあとに申込書を出し、担当役員の審査を受ける流れです。求める人材像や条件は特に設けていないとしつつ、接客業なのでコミュニケーションや接客が苦手でない人が向いている、と書いています。

本部に確認したいこと

公開情報で分からないことを、契約前に確認しておきたい順に並べました。

  • 契約の書面を受け取れる時期・方法と、持ち帰って検討できる期間
  • 検討しているプランの現在の加盟金・研修費・スタートアップ費用(公式ブログの告知とアントレの掲載で、スタートアップ費用の額と税の表記が違う)と、スタートアップ費用に含まれるもの
  • 物件取得費・内外装工事費を本部が負担する範囲(どのプランが対象か、敷金・礼金・仲介手数料・毎月の家賃の扱い)と、物件の契約の名義
  • システム利用料の支払いの頻度と、ロイヤリティ以外に毎月かかる本部への支払い
  • 契約期間(アントレの掲載では3年間)が終わったあとの更新の条件と、途中で解約する場合の費用、店舗の造作の扱い
  • 加盟金の返還の条件と、保証金の有無
  • 本部に売却するときの価格の決め方と、本部以外の売却先を選ぶときの条件、店頭販売の可否
  • 偽物買取保証・偽物共済の対象になる条件と、補償の上限
  • 古物商・質屋業に関する許認可の要否と、必要な場合の名義・取得時期
  • 開業したい地域が、どのプランの出店募集エリアに入るか
  • 開店後の運転資金と、買取に使う資金として用意しておく額の目安

編集部の見方

大黒屋のフランチャイズは、調べ始めの段階で2つのつまずきがあります。1つは「大黒屋」という商号の会社が複数あることで、加盟を募集しているのは丸の内の株式会社大黒屋です。

もう1つは、プラン名と金額の記載が、時点と出所ごとに異なることで、比較サイトにはトリプルゼロやベーシックといった、現在の公式プランページに表示されていないプランの条件が残っています。

公式の加盟募集サイトは、プランの名前と出店募集エリア、サポートの中身は詳しく書いていますが、加盟金・ロイヤリティなどの費用の金額はテキストで示していません。

金額をまとめて見られるのは本部がアントレに出している掲載で、ファーストプランの加盟金330万円(税込)とロイヤリティ毎月22万円(税込)は、2024年5月の公式ブログの告知と額が同じです(告知には税の表記なし)。

一方、スタートアップ費用は告知と掲載で額が違います。数字を使うときは、どの時点の、誰が出した数字かを確かめてから使ってください。

検討の軸になるのは、ファーストプランと、加盟金0円の地域限定のプランのどちらを選ぶかです。アントレの掲載で比べると、ファーストプランは加盟金330万円(税込)がかかる一方、地域限定のプランは加盟金0円で、ロイヤリティは毎月11万円(税込)とファーストプランの22万円(税込)の半分です。3年間では396万円の差になります(当編集部の計算)。

その代わり、地域限定のプランは店舗取得費・工事費用が別途と注記されています。ファーストプランは、2024年5月の告知では物件と工事の費用を本部が負担するとされていました。初期費用と毎月の負担を合わせて比べてください。地域限定のプランが公式サイトの「ロイヤリティプラン」と同じものかも、説明会で確かめておくと安心です。

開業したい地域でどちらのプランが選べるかを確かめたうえで、物件の見積もりと、毎月の固定費を払い続けられる売上の水準を自分で組んでみることをおすすめします。

運営会社からのご案内

この節は、大黒屋の制度や本部の推奨を説明するものではありません。当サイトを運営する株式会社ローカルマーケティングパートナーズの紹介です。

当社はフランチャイズ本部の加盟店開発を支援するBPOと、店舗のエリアマーケティング支援を手がけています。

ローカルSEOや広告の運用から、チラシ・ポスティングといったオフライン施策までを一気通貫で設計・運用してきた事例があります。

物件を検討している段階での商圏の分析や、開業後の集客の見直しから、ご相談いただけます。

大黒屋の公式サイトは、広告協賛金などの強制的な費用はないとし、本部主導のWEB広告も行うとしています。それとは別に店舗で行う広告の範囲と費用の負担は、本部に確認してください。

参考情報

いずれも2026年10月16日に取得・確認しました。

【加盟店を募集している株式会社大黒屋の公式】

【本部が募集媒体に出している掲載】

加盟検討者の方へ