この記事の目次
  1. 数字で見る株式会社プレナス
  2. 公式が今掲載しているのは、休止の告知と3県の連絡先だけ
  3. 出店の実績を見ると、募集停止の前から新規出店は数店だった
  4. やよい軒も同じく休止中で、ただし店舗数は伸びている
  5. 「初期費用290万円」を資金計画の前提にしない
  6. いま検討している人が取れる行動
  7. 弁当・中食で独立する場合の比較の軸
  8. 開業後の集客をどう設計するか
  9. 参考情報
  10. 加盟検討者の方へ
FAQ

よくある質問

ほっともっとのフランチャイズに今から加盟できますか?

株式会社プレナスの公式サイトは「現在、加盟店オーナーの募集は一時休止しております。募集を再開いたしましたら改めてご案内いたします」と告知しています。したがって本部に直接申し込む窓口は、2026年8月時点では開いていません。ただし公式は例外として、茨城県・広島県・沖縄県は地区本部契約を結ぶ企業が管轄するエリアであると明記し、サンコー株式会社(茨城・029-231-3285)と株式会社ブレンズ(広島・082-962-6701/沖縄・098-943-1180)の連絡先を案内しています。この3県で検討している場合は、各地区本部への問い合わせが公式に示された経路です。なお各社が現在加盟者を募集しているかどうかは公式には書かれていないため、直接の確認が必要です。

ほっともっとの加盟金やロイヤリティはいくらですか?

募集が一時休止しているため、現行の条件はプレナスの公表資料には掲載されていません。他媒体には「開業資金290万円」「ロイヤリティ月額8万円の固定制」といった数値が今も掲載されていますが、これらは募集していた時期の条件で、当編集部が一次資料で確認したものではありません。フランチャイズの加盟条件は募集の再開時に見直されることがあるため、過去に出回った数値をそのまま資金計画の前提に置かないでください。実際の条件は、募集再開時に交付される書面で確認してください。飲食業のフランチャイズ本部は、中小小売商業振興法の特定連鎖化事業にあたる場合、加盟の勧誘にあたって加盟金・ロイヤリティ・契約期間・違約金・中途解約件数などを記載した情報開示書面を交付することが義務づけられています。

ほっともっとの店舗数は増えていますか、減っていますか?

プレナスが公式サイトで公開している月次速報によると、ほっともっとの店舗数は2024年3月の2,444店から2026年7月の2,421店へと、2年5か月で23店減っています。年度ごとの新規出店は2024年度が6店、2025年度が6店、2026年度は3月から7月までで2店です。2,400店規模のチェーンで年間の新規出店が数店という水準が続いています。一方で退店は2024年度に24店(うち5月だけで17店)ありました。数字の上では、店舗網はほぼ横ばいで推移しています。

同じプレナスのやよい軒なら加盟できますか?

やよい軒も同じく休止中です。やよい軒の加盟店オーナー募集ページにも「現在、加盟店オーナーの募集は一時休止しております」と記載があり、例外として案内されているのは沖縄県のみ、窓口は株式会社ブレンズ(098-943-5667)です。つまりプレナスはブランドを問わず新規の加盟受付を止めています。事業としての勢いはブランドで分かれており、月次速報ではやよい軒が2025年度に17店を新規出店し2026年7月時点で378店、既存店の売上高前年同月比も104.9(ほっともっとは99.1)でした。ただし募集の窓口という点では、どちらも同じ状態です。

ユニットFC制度とは何ですか?

ほっともっとの加盟方式として過去に案内されていた制度の名称です。ただしこの制度の説明は、2026年8月時点のプレナス公式サイトには掲載されていません。掲載されているのは募集休止の告知と地区本部の連絡先です。制度の内容としてFC比較サイトやQ&Aサイトに「本部が用意した既存店舗を引き継いで運営する形式」という説明が残っていますが、いずれも公式が現在示しているものではないため、当編集部としては制度の中身をここで断定しません。実際の方式と条件は、募集再開時に公式が案内するもの、および交付される情報開示書面で確認してください。

弁当・中食で独立したい場合、ほかにどんな選択肢がありますか?

持ち帰り弁当のチェーンとしては、ほっかほっか亭やオリジン弁当などが同じ市場にあります。加盟条件を検討する際は、加盟金の額よりもロイヤリティの方式(定額か売上連動か)と、店舗・設備を誰が用意するかの2点で総投資額が大きく変わる点に注意してください。当サイトでは、モスバーガー・マクドナルド・バーガーキングなど加盟条件が公開されている本部を個別に検証しています。加盟金だけでなく契約期間・違約金・直近の中途解約件数まで確認できる本部を選ぶことが、資金計画の精度を上げます。

Chain Profile

チェーン基本情報

チェーン名ほっともっと
業種ファストフード・ハンバーガー
初期費用現在は公表されていない(本部の加盟店募集が一時休止中のため)
ロイヤリティ現在は公表されていない(同上)

「ほっともっと フランチャイズ」は月に390件ほど検索されています(ラッコキーワード実測・2026年8月)。全国に2,400店を超える持ち帰り弁当チェーンですから、加盟を考える人がそれだけいるのは自然なことです。

ただ、加盟金やロイヤリティを調べ始める前に、確認しておくべきことがあります。

株式会社プレナスの公式サイトは、加盟店オーナーの募集を一時休止していると告知しています。それにもかかわらず、検索して出てくる情報の多くは「開業資金290万円」「ロイヤリティ月額8万円」といった、募集していた時期の条件を今の条件として書いています。

ビジネスモデルナビ編集部では、プレナスが公式に公開している募集ページ・会社概要・月次速報を突き合わせ、いま何が起きているのか、加盟を検討する人は何ができるのかを整理しました。

数字で見る株式会社プレナス

項目内容
会社名株式会社プレナス
代表者代表取締役 CEO 塩井辰男
本社東京都中央区銀座6丁目10番1号 GINZA SIX 8階
店舗数2,822店舗(直営店777店舗、加盟店2,045店舗)
事業内容ほっともっと・フランチャイズ業/やよい軒・フランチャイズ業/MKレストラン・フランチャイズ業/食材・包装等資材の販売
創業昭和35年3月
設立昭和51年11月
資本金34億61百万円
従業員数社員1,299名、臨時従業員5,556名(1日8時間換算)

公式サイトの会社概要に記載されている値です。会社概要には基準日が書かれていませんが、後述する月次速報の2026年7月末の4ブランド合計と一致するため、2026年7月末時点の数値と読めます。

注目したいのは店舗数の内訳です。2,822店のうち加盟店が2,045店で、全体の72.5%を占めます。プレナスは、加盟店が店舗網の大半を占める会社です。

ただしこの777店と2,045店はプレナス全ブランドの合計で、ブランドごとの内訳は公表されていません。ほっともっと単体の直営・加盟の比率は、公表資料からは分かりません。

公式が今掲載しているのは、休止の告知と3県の連絡先だけ

プレナスの加盟店募集ページには、次の一文が置かれています。

現在、加盟店オーナーの募集は一時休止しております。募集を再開いたしましたら改めてご案内いたします。

そして、これに続けて例外が示されています。

下記のエリアは当社と地区本部契約を結ぶ企業が管轄しています。恐れ入りますが、各地区本部へお問い合わせください。

エリア地区本部電話番号
茨城県のほっともっとサンコー株式会社029-231-3285
広島県のほっともっと株式会社ブレンズ082-962-6701
沖縄県のほっともっと株式会社ブレンズ098-943-1180
沖縄県のやよい軒株式会社ブレンズ098-943-5667

社名と電話番号まで公式が明記している点は重要です。この3県に限れば、問い合わせ先が公式に示されています。ただし各社が現在加盟者を募集しているかどうかまでは書かれていないため、そこは直接確認が必要です。

加盟金・保証金・ロイヤリティといった条件を説明するページは、現在の公式サイトには置かれていません。掲載されているのは、この休止告知と地区本部の連絡先です。

出店の実績を見ると、募集停止の前から新規出店は数店だった

プレナスは月次速報を公式サイトで公開しています。ブランドごとの新規出店・退店・店舗数が月単位で載っており、加盟を検討する人にとってはこれが最も具体的な材料になります。

ほっともっとの3年分を整理しました。プレナスの年度は3月から翌年2月までです。

年度新規出店退店期末店舗数
2024年度(2024年3月〜2025年2月)6-242,426
2025年度(2025年3月〜2026年2月)6-62,426
2026年度(2026年3月〜7月)2-72,421

2024年3月時点の2,444店から、2026年7月の2,421店へ。2年5か月で23店の純減です。

ほっともっとの新規出店が年6店以下にとどまり、店舗数が2,444店から2,421店へ純減していることを示した図 ほっともっと 年度別の新規出店と退店(プレナス月次速報) 0 2024年度 新規 6店 退店 24店 2025年度 新規 6店 退店 6店 2026年度 (3〜7月) 新規 2店 退店 7店 店舗数 2,444店(2024年3月) → 2,421店(2026年7月) 2,400店規模のチェーンで、年間の新規出店は6店以下が続いています。
株式会社プレナスが公式サイトで公開している月次速報(2024年度・2025年度・2026年度)の新規出店数・退店数・店舗数から作図しました。各年度とも「期首店舗数+新規-退店」が期末の店舗数と一致することを確認しています。2026年度は7月時点までの実績です。

2024年度の退店24店のうち17店は5月に集中しており、この年だけ突出しています。それを除けば、2025年度は新規6・退店6で完全に横ばいでした。

募集が止まる前から、チェーン全体で新しく開いていた店舗は年間数店の規模だったことになります。

なお月次速報は、この新規出店が直営か加盟店かを区別していません。プレナスも募集を一時休止している理由を公表していないため、出店実績と募集休止の因果関係は公表資料からは読み取れません。並べられるのは、公表されている2つの事実です。

やよい軒も同じく休止中で、ただし店舗数は伸びている

「ほっともっとが駄目なら、同じプレナスのやよい軒はどうか」と考える人もいるはずなので、先に答えを書きます。やよい軒の加盟店オーナー募集ページにも、同じ一文が置かれています。

現在、加盟店オーナーの募集は一時休止しております。募集を再開いたしましたら改めてご案内いたします。

例外として案内されているのは沖縄県のみで、窓口は株式会社ブレンズ(098-943-5667)です。つまりプレナスは、ブランドを問わず新規の加盟受付を止めています。

ただし、事業としての勢いはブランドで分かれています。

ほっともっとやよい軒
2025年度 新規出店6店17店
2026年度(3〜7月)新規出店2店4店
2026年7月末 店舗数2,421店378店
既存店 売上高前年同月比(2026年度3〜7月累計)99.1104.9
全店 売上高前年同月比(同)98.8108.9
ほっともっとの既存店売上が前年比99.1で微減、やよい軒が104.9で増加していることを示した図 既存店 売上高 前年同月比(2026年度 3〜7月累計) 前年並み(100) ほっともっと 99.1 やよい軒 104.9 同じプレナスでも、2025年度の新規出店はほっともっと6店に対しやよい軒17店。 ただし加盟店オーナー募集は、両ブランドとも一時休止しています。
プレナス月次速報の店舗売上高対前年同月比(2026年度)の累計値をもとに作図しました。100を前年並みとして、それぞれの差分の幅を示しています。新規出店数は同資料の2025年度・2026年度の累計です。

ほっともっとの既存店は前年比99.1で、わずかに前年を下回っています。やよい軒は104.9でした。新規出店の差はさらに大きく、2025年度は6店と17店です。

ブランドとしての伸びは違いますが、加盟の窓口という点では同じ状態です。「プレナスのフランチャイズをやりたい」という動機であれば、公式が問い合わせ先を示しているのは茨城・広島・沖縄の地区本部だけ、ということになります。

「初期費用290万円」を資金計画の前提にしない

検索して出てくる記事の多くは、開業資金290万円・ロイヤリティ月額8万円の固定制という条件を掲載しています。これらは募集していた時期の条件であって、いま適用されるものとして公式が示しているわけではありません。

ここは慎重に扱ってください。フランチャイズの加盟条件は、募集の再開にあたって見直されることがあります。物件の賃料も設備費も人件費も、募集していた当時から動いています。

読者としてすべきことは、金額を覚えることではなく、条件を確認できる場所を知っておくことです。

小売業・飲食業のフランチャイズ本部は、中小小売商業振興法の「特定連鎖化事業」にあたる場合、加盟の勧誘にあたって情報開示書面を作成し交付することが義務づけられています。加盟金・ロイヤリティ・契約期間・違約金・直近の中途解約件数・訴訟件数まで記載される書面です。

つまり、募集が再開されたとき、あるいは地区本部と商談する段階で、この書面を受け取って読むのが正しい確認方法です。ネット上の数値を持って商談に臨むのではなく、書面の数値で判断してください。

いま検討している人が取れる行動

現況を踏まえると、選択肢は3つに整理できます。

  1. 茨城県・広島県・沖縄県で検討しているなら、公式が案内している地区本部に問い合わせる。サンコー株式会社(茨城)と株式会社ブレンズ(広島・沖縄)の連絡先は公式に掲載されています。ただし各社が加盟者を募集しているかどうかは確認が必要です
  2. ほっともっとにこだわるなら、募集再開の案内を待つ。公式は「募集を再開いたしましたら改めてご案内いたします」としています。待つ期間の目安は示されていません
  3. 弁当・中食での独立が目的なら、いま加盟者を募集している他社の本部を並べて比較する。プレナスはやよい軒も含めて募集を休止しているため、候補は社外に求めることになります

1と2は、ほっともっとという看板そのものが目的の場合の道です。開業の時期を自分で決めたい場合は、3を軸に考えることになります。募集再開の時期は公表されていないためです。

弁当・中食で独立する場合の比較の軸

持ち帰り弁当や中食で本部を比較するとき、加盟金の額だけを並べても判断できません。実際の負担を左右するのは次の2点です。

ロイヤリティの方式が定額か売上連動かで、売上が伸びたときの手元の残り方が変わります。定額であれば売上が増えるほど負担率は下がり、売上連動であれば一定です。逆に売上が落ちた局面では、定額のほうが重くのしかかります。

そして店舗・設備を誰が用意するかで、総投資額が桁違いに変わります。本部が建物と設備を用意して貸す方式なら初期投資は小さくなりますが、その分は毎月の施設使用料として支払うことになります。加盟金が安いことと、総額が安いことは別の話です。

この2点は、いずれも情報開示書面に記載される項目です。

開業後の集客をどう設計するか

弁当店は商圏が狭く、通行量と近隣の職場・住宅の構成に売上が左右される業態です。全国チェーンの看板は認知の面で働きますが、来店数は立地・商圏・運営・競合によって変わります。加盟すれば一定の集客が保証されるものではありません。

店舗側でできることは残ります。地図検索で店舗情報が正しく表示されているか、営業時間や受け取り方法の情報が最新か、口コミにどう対応するかは店舗の運営領域です。オフィス街と住宅地では注文の時間帯も単価も違うため、昼のピークをどう捌くか、夕方以降にどう需要を作るかで数字は動きます。

当社はフランチャイズ本部の加盟店開発を支援するBPOと、開業後の店舗のエリアマーケティング支援の両方を手がけています。折込・ポスティングといったオフライン施策からローカルSEO、リスティング広告までを一気通貫で設計・運用してきた事例がありますので、物件を検討している段階の商圏分析からご相談いただけます。

参考情報

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